カテゴリ:知っ得コラム / 投稿日付:2024/06/01 00:00
土地探しをしている際に「旗竿地」と呼ばれる土地を見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、名称そのものはしっていても、実際にどんな土地なのかを知らないケースは多くみられます。
今回は、旗竿地の概要や、旗竿地を購入するメリットとデメリット、注意点を解説します。
購入前に知っておきたい!旗竿地とは?
旗竿地(はたざおち)とは、その名のとおり旗のような形状をしている土地で、不整形地の一種です。
相続などによって手放された1つの広い土地が、売却しやすいよう複数の土地に分割されていき、結果として旗竿地のような形状の土地がうまれます。
旗竿地は、道路と接した間口が狭く、そこから細い路地の先に家などを建てる敷地が広がっているのが特徴です。
長方形や正方形の整形地に比べて、旗竿地は実質的に活用できる有効宅地部分の面積が小さいです。
そのため、旗竿地は整形地よりも評価額が下がる傾向にあるのですが、敷地の利用価値が高い都市部では割安に入手できる土地として一定の需要があります。
旗竿地を購入するメリット・デメリット
旗竿地は立地や面積が同程度の整形地と比較して評価額が2~3割ほど下がるので、安い価格で入手しやすいメリットがあります。
地価が高いエリアでも購入しやすいので、土地よりも家の建築にお金をかけたい方に向いているでしょう。
また、有効宅地部分が道路から離れたところにあるため、できるだけ静かな環境で暮らしたい方にもぴったりです。
デメリットとして、奥まったところに家を建てるので周りを建物に囲まれることになり、風通しや日当たりが悪くなる可能性があります。
家を建てる際には設計を工夫し、開口部を増やして風通しを良くしたり高窓で採光が得られるようにしたりする必要があります。
そのほか、建築コストが高くなりやすい、路地部分の幅によっては駐車スペースを確保できないといった点もデメリットです。
旗竿地を購入する際の注意点
旗竿地を購入する際は、接道条件や自治体の定める建築基準を満たしているかを確認する必要があります。
道路との間口が2m以上ない場合や路地部分が一部でも2m未満の場合、再建築不可となり住宅を建設できません。
せっかく土地を購入しても家を建てられないことになりかねないため、間口や路地の幅には注意が必要です。
また、ライフラインが敷地内に完備されているかどうかも忘れずに確認しておきたいポイントです。
敷地内まで引き込まれていない場合、建築時に配管を引き込む工事をおこなわなければならず、工事費が高くなるおそれがあります。
水道・ガス・電気の状況は目視では確認しづらいため、購入前に不動産会社に聞くことが大切です。
まとめ
旗竿地とは、道路に接している間口が狭く、路地を抜けた先に家を建てる敷地が広がっている形状の土地です。
整形地に比べて割安で購入できる一方で、風通しや日当たりに恵まれないデメリットもあります。
旗竿地を購入する際は、建築基準を満たしているか、ライフラインが引き込まれているかを事前に確認することが重要です。
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